残液散布弁


残液散布弁
「フローマチック」LAV 型(PAT.)

薬液散布の手間を楽々解消
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残液散布弁

特許:日本

口  径 15mm
標準耐圧 0.5MPa


農作業の革命?! 最も大変な薬液散布の手間を解消

最近のスプリンクラー農業では、散水のみならず、農薬や液体肥料も同じスプリンクラーから散布することが広く行われるようになりましたが、配管内に残留する薬液が多いとコスト高となるので、この残液を使い切る必要があります。その方法としては、別配管によって残液を回収する「回収方式」や、圧縮空気を配管内に送り込んで残液をスプリンクラーから噴出させる「空気圧利用方式」などがありますが、中でも、手間をかけずに薬液の完全利用ができる空気圧利用方式が最も優れた方式と言われています。

ところが、この空気圧利用方式は、優れた方式でありながら今まで普及には至りませんでした。その理由は、残液が噴出し終わったスプリンクラーの空気噴出を防止するバルブ(液体は通し空気は通さないという意味で「液開気閉弁」と呼ばれていました)に適切なものが無かったからです。従来の液開気閉弁は、作動があいまいで、閉鎖時に空気漏れが発生しやすく、閉鎖の瞬間に振動や騒音を発生しやすいという問題があり、このため長い間、空気圧利用方式の実用化は困難と見られていました。

残液散布弁 LAV概念図


このたび当社は、これら従来の液開気閉弁の問題点をすべて解決して、明快に作動するバルブの開発に成功しました。この新開発の「残液散布弁 LAV 型」は、液体を通した後に空気が来ると閉鎖するという作動を歯切れ良く行い、閉鎖時の空気漏れがなく、振動や騒音も発生しないという画期的な特長を持っており、これによって、理想的な空気圧利用方式が世界で初めて実用化可能となりました。

明快な開閉作動

液体と空気の違いを正確に感知し、残液を噴出し終わった瞬間に歯切れ良く閉鎖して、空気の噴出を止めます。

優れた密閉性

弁の閉鎖時は内圧を利用して強固に密閉し、空気漏れが発生しません。

静粛・無振動

作動が安定していて弁の閉鎖直前や開き始めの瞬間に振動や騒音が発生しません。

農作業の自動化

薬液散布、残液散布の一連の作業は、元管での送液・送気の切替え操作のみで、個々の枝管での操作は一切不要です。さらに、元管での切替え操作をタイマー等で完全自動化することもできます。また、薬液散布のほかにも、冬期の配管凍結防止のための水抜きにも利用でき、農作業の自動化に役立ちます。

経済的

コンパクトで安価です。



構造・作動原理(特許)
残液散布弁 構造図

1.

送液開始前は、主フロートも副フロートも下降しており、主弁座は閉鎖、副弁座は開口の状態です。

2.

散布作業のために送液を開始すると、配管内の残留空気を副弁座から排気しつつ、液体が弁箱内に流入します。やがて弁箱内の液位が上昇するに連れて主フロートが上昇し、主弁座を開いて散布を開始します。一方、液位の上昇に連れて副フロートも上昇し、やがて副弁座は閉鎖され液体の漏出を防ぎます。

3.

散布作業が終了して送液を停止すると、弁箱内には液体が残留し、従って主フロートも副フロートも上昇したままで、主弁座は開口、副弁座は閉鎖の状態を維持します。

4.

次に、配管内の残液を散布するために送気を開始すると、その空気によって押し退けられた残液は排出され、液位が下降してくると主フロートも下降して、やがては主弁座を閉鎖し、弁箱内の圧力も加勢するので強固に密閉を保ちます。一方、副フロートは、副弁座を閉鎖した状態で弁箱内の圧力が上向きに付加されるので、弁箱内の液位が下がっても副弁座に張り付いたまま閉鎖状態を保持しています。従って、弁箱から液体が排除された後は主弁座も副弁座も閉鎖状態となり、確実に空気を密封します。

5.

すべての配管の残液散布後に、手元の大気開放弁を操作して配管内の圧力を抜くと、弁箱内も大気圧となるので副フロートが自重によって落下し、副弁座が開口して当初の状態に復帰します。

6.

なお、散布中に配管の残留空気が混入してきた場合には、混入空気処理弁により空気を処理して排出し、混入空気による誤動作を防止します。


以上の一連の作動は全て自動的に行われるので、作業者は手元で運転操作するだけでよく、個々のスプリンクラーについては直接操作も遠隔操作も一切不要です。


ご使用例
残液散布弁 実証試験の様子
果樹栽培における
実証試験の様子(吊下設置)

残液散布弁 実証試験の様子
果樹栽培における
実証試験の様子(地上設置)


残液散布弁 実証試験の様子
鳥取県園芸試験場殿
LAV-151


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